19、ブイブイの同窓会

今年の8月、中学時代の同窓会があるそうだ。
私は参加する。友人も参加する。
楽しみである。

何が楽しみかっていうと中学当時ブイブイいわせてた1軍の面々がどれほど落ちぶれているか、またはどれだけレベルアップしているか、を見届けるのが楽しみなのである。
我ながら趣味が悪い。どれほど落ちぶれているか見るのが楽しみなんてとてつもなく下衆な考えではないか。1日の肛門の匂いを嗅ぐのが1番の楽しみっていうほどの下衆さではなかろうか。

少し読者を引かせたところで本題に入ろう。
私が生まれた昭和50年代の中学時代はヤンキーが天下に覇を唱えていた。いわゆる不良がカッコヨカッタ時代なのである。そんなもん今の時代めちゃくちゃカッコ悪い。彼らがどう時代に適応してきたか、見定めたい。
ヤンキーの道の行く末はヤクザである。ここでもし彼らがヤクザになってたら私の楽しみは破綻する。ヤクザになってたら引く。怖いだろう、同窓会にヤクザなんて。しかしあれから30年、私は同じ町に住んでるが誰一人としてヤクザになったものなんていないのである。安心である。

あと楽しみと言ったら当時モテてた可愛かった女の子の劣化具合である。いやあ、これはおじさん趣味が悪いなあ。一歩間違えばセクシャルハラスメントである。劣化具合って。いやでも46のおばさんになってるのでどう考えたって劣化してるのである。
当時言えなかった、あの日あの時あの場所で、のあの日って生理の日だよね?っていう愚問も言えそうな気がする。言ったら犯罪である。

以上のような期待を胸に参戦してくる。
結果は当エッセイ集で発表するつもりだ。
お楽しみに。